人材育成コンサルタント&社労士の浜田純子です。
久しぶりにバスに乗る機会がありました。
乗った瞬間、運転席にいたのは、なんと女性のドライバーでした。
こんな大きなバスを女性が運転するなんてカッコいいと思いつつ、出発です。
女性ならではの柔らかい声で、
「曲がります」「どちらまでですか」などマイクからの声が聞こえてきます。
運転席に女性がいるだけで、雰囲気がかなり違い、
たまには女性ドライバーもいいな、などと感じていました。
しかし、驚いたのは、この女性の素晴らしい心遣いでした。
まず、誰かが降車ボタンを押すと、すぐさま「かしこまりました」という返事が返ってきます。
また、降車ドアの近くに人がいてドアが閉まらないときは、
「少しだけ奥に入っていただいていいですか?・・・ありがとうございます!」
そして、何より感心したのは、
各停留所で、降りる人一人ひとりに「ありがとうございました」と声をかけているのです。
バスは混んでいましたので、座席からも降車ドアからも、運転手さんの顔は見えません。
遠くからマイクを通して言ってくださっているのに、
まるで、目の前で接客をされているかのごとく、優しいその声は心にしっかりと届きました。
これは素晴らしいサービスだと思いました。
今回はたまたま女性でしたが
おそらく男性にもこのような方はいらっしゃることでしょう。
バスの運転手の仕事は、
単に「安全に運転してお客さまを無事運ぶこと」と思いがちですが
こんなところにもプラスαの接遇がきちんと生きてくることを目の前で実感し、
大変嬉しく思いました。
バスの中がこういう雰囲気だと、実際に声をかけられた人だけでなく
乗っている私たちまで、心地よい気分になります。
自分のできる範囲で小さな気持ちを届けることこそ、
お客さまに満足していただくためには大切なこと。
素晴らしい運転手さんとのご縁でした!