人材育成コンサルタント＆社労士の浜田純子です。
つい先日も、未成年労働者に対するパワハラ事件の判決が出たばかりですが、
企業からのセミナーのご依頼も多くなってきており、
パワハラに関するリスク管理の意識が高まってきているのを感じます。
同じパワハラ研修でも、対象者により、伝えたいことが異なります。
法令でいうところのハラスメントとは何かを、判例や事例を用いながらわかりやすく確認していただくことは
対象者が誰であっても必ず行います。
加えて
役職にかかわらない全社員対象であれば、
ハラスメントを起こさないためには、個々がどのような意識を持っていればよいのかを
様々な側面から考える時間を持ちます。
全員に周知した研修内容を基に、
日々の会社生活の中でのハラスメントを管理していくきっかけになるようです。
管理職対象であれば、管理職が問われる責務や、教育と指導の違い、
コミュニケーションによる職場の風土改善等を中心にハラスメントの防止対策を考えます。
何といっても、「パワハラ管理」のキーマンは、管理職の皆さんだと思います。
指導する立場であり、責任も問われる・・・
部下とひと言で言っても、性格、価値観、能力等、それぞれに個性豊かな人材の集まり・・・
そんな中で、自分のチームのパフォーマンスをいかにしてあげていくかは、永遠の課題だと感じます。
人事部門の担当者が対象であれば、上記に加えて、
実際に起こったときの対応法、就業規則や労務コンプライアンスとの絡みまで、
総括的に考えます。
もう師走ですが、有難いことに、今年もあと2回のハラスメント研修が控えています。
起こってからでは遅い！
起こる前のハラスメント防止対策は、職場風土の見直しという意味でも有意義ですね。
90分程度から1日、2日かけて行うものまで、企業のニーズに合わせて、ご提案しております。
ご興味のある方は、お気軽にご相談ください！
講師として登壇するようになって、いったいどのくらいの数の受講者とのご縁があったのか・・・？
計算したことはありませんし、今更計算もできませんが
かなり多くの人たちと時間を共にしてきたと感じます。
研修の場合は、平均して20名から30名くらいが多いのですが、
5名前後の研修もたまにありますし、逆に多いときは100名を超えることもしばしば。
また、テーマも目的も様々です。
その研修の目的、目指すところを明確にして、満足していただける研修を心がけています。
それだけに、各回ともお客様のニーズを叶えるための準備には相当な時間を要します。
研修やセミナーは、当日というより、この準備にひと苦労です。
そして、精魂込めて行った研修において、講師として達成感や次への意欲につながるものは
研修後の「アンケート」でいただくコメントや評価です。
先日も、受講者の皆さんから、そして企業のご担当者様から、
有難いコメントをたくさんいただきました。
自分では、「あそこをこうすれば、もっとよかったかもしれない」などと
自分なりに反省するべきところもあり、それはそれで次回へとつなげていくのですが、
こういった有難いコメントや評価こそ、モチベーションをさらに上げてくれます。
ある程度の時間をかけて行う研修の場合には、
研修の中での受講者の皆さんから、直接フィードバックをいただくこともあります。
研修開始後しばらくして、
目の前の人たちの表情ややり取りの中で、何か温かいものが行き来するようになると、
ほんとうに共に過ごす時間が楽しくなります。
私がそうであるなら、おそらく受講者の皆さんも同じ・・・
私が受講者を受け入れ、認めることで、相手も私を受け入れ、ついてきてくれる。
「一緒に歩いている」という感覚でしょうか？
その研修を行いながら、すでに喜びを感じ、モチベーションが上がってきます。
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自分にもしこういった「承認」の場がなかったとしたら・・・
人は、認めてもらう場面がないと、気持ちが殺伐とし、モチベーションも下がり
そればかりか、そういう状況が続くと心身に故障をきたしてしまうと感じます。
パワハラやそれに起因したメンタルヘルスが大きな社会問題となっていますが
ちょっとした何かにより、防げるように思えてなりません。
ここのところハラスメント関連の研修のご依頼も多いのですが、
パワハラに絡む諸問題防止の力になりたいと思います。
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横道にそれてしまいましたが……
皆さんからのフィードバックにより、講師としての喜びを感じ
更に付加価値の高い研修を目指すことができる日々に、感謝です！