人材育成コンサルタント&社労士の浜田純子です。
たとえば、新しい旅館が素晴らしいサービスの提供により、評判が上がり
ついに、人を増やす状況になったとしましょう。
そこで注意をしなければならないのが、サービスの質を落とさないこと!
そのために欠かせないのが、「ビジョンを共有すること」です。
そして具体的に行うべきことは、適切な教育をすることです。
しかし、新しく雇用したスタッフを、経営者と同じレベルにまで
お客さまに対する想いを引き上げようとしても、簡単にできることではありません。
なぜなら、人それぞれの個性、中でも価値観や感覚の違いがあるからです。
人が十人十色であるのは当然のことであり、だからこそ面白いのです。
しかし、それを一つの目的に向けてベクトルを合わせるためには、
継続的な徹底した教育により、
経営者と同じ想いを心の奥から感じられるようになることが重要です。
そして必要なのは、信頼関係。
この経営者の考えることは素晴らしい!
自分たちのことを信じて、上司が一つひとつ教えてくれる!
良いことはいいと言い、良くないところは、改善の方法を教えてくれる!
そして、自分自身が少しずつ魅力的な接客をしているように思えてきた・・・
ビジョンを伝え、教え、フィードバックし、新たな課題を見つけ、同様に繰り返す。
そうすることで、信頼関係の構築と共に、想い、そしてそれを伝えるスキルも身に付き
スタッフ自身が、毎日忙しく厳しい中で達成感や充実感を感じるようになる。
これこそ理想の姿です。
心を一つにすることができるとともに、ビジョンに叶う接客スキルも身についてくるのです。
人を感動させるもの、人に幸せ感を伝えるものは、「人」でしかありません。
人と関わる仕事の醍醐味ですね!