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講師として大切にしていること・・・その2


人材育成コンサルタント&社労士の浜田純子です。

 

講師として、登壇するときに大切にしていること・・・過去のコラムでは「感性」を挙げました。

今回は、もっと基礎的な部分について、ちょっとしたコツをご紹介いたします。

 

まず、「興味を持ってもらえるか否か」が入り口段階として重要です。
そのためには、内容ももちろんのこと、
講師そのものにも興味を持ってもらう工夫が必要です。
第一印象はさることながら、話し方にも気を配るとよいですね。

 

そして、面白そうだと興味を持ってもらえたとしましょう。

 

次に大切なのが、「わかりやすいかどうか」です。
わからなければ頭はだんだん拒否し、眠くなってしまいます。
逆に、伝えたいことをどのように扱っていくか、
どんな進め方をするか、どんな話し方をするかなど
わかりやすい工夫がなされていれば、なるほどと共感をしていただけます。

 

なるほどと思っていただけるまで伝えられると、
講師と受講者のベクトルが自然に同じ方向に向き,
一体感を持って進めることが可能になります。

 

次に教育研修において次に必要なのが、「自分にもできると感じること」です。

わかったけれど、自分には無理だ、自分の職場では無理だ・・・
という状態では困りものです。
セミナーや研修は、実践に結びついてこそ有効だからです。

 

特に企業内における社員教育においては、
自分が望み選択して受講している場合は少なく
会社の方針として、仕事の一環として受講する場合が多いため
興味を持ち、真剣に聞いていただき、現場での実践につなげることは
目標達成のためにも欠かせません。

自分にもできそうと感じていただくことで、「やってみよう!」という気持ちが生まれます。

 

人は、「やれ!」と言われて渋々やっても、効果はあまり期待できません。
自らが「やってみよう!」と思える自主性のある行動こそ、実を結びます。

 

興味を持つ

わかりやすい(なるほどと理解できる)

自分にもできそうと思う

自主的な実践

 

これは、登壇する際のポリシーとして私自身がずっと実践してきていることです。
これを実践すると、セミナーや研修の途中で寝る人がほとんどいなくなりますよ!

「つまらないと思ったけれど、楽しかった」
「あっという間の1日だった」
「受講するのが憂鬱だったけど、受講できてよかった」
「明日から生かせそう」

こんな感想ばかりいただけて、濃厚な時間を過ごすことができたことに喜びを感じられるのも
講師としての醍醐味です。

 

講師自身がうまく話せたかどうか、あるいは滞りなく進められたかどうか…
それも大切なのですが
伝えるべきことが受講者の皆さんの心に届き、実際にその人の実践につながるかどうか・・・
これこそ、講師として大切にしたいことです。

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