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【接遇マナー】 一期一会の気持ち


人材育成コンサルタント&社労士の浜田純子です。

 

一期一会・・・
プライベートでも仕事でも
日ごろの人とのかかわりにおいて、私が最も大切にしていることのひとつです。

 

接客業では特に、この一期一会の気持ちで
お客様と接することが大切でしょう。

日々大勢のお客様とかかわる接客側からすると
「大勢の中のひとり(one of them)」という感覚になってしまいがちです。

しかし、お客様からするとそうではありません。
「自分という特別な個人」にきちんと向き合って、大切にしてほしいのです。

 

ところで、いつも残念に思うことがあります。

よく営業の電話がかかってくるのですが
かけた相手は、どこにかけたかさえ覚えていない事が実に多いのです。

受話器を置いた瞬間、同じ人から同じ電話が2回かかることもあれば
数日してからまた同じ人から同じ電話がかかることもあります。
(もちろん相手は初めてかけていると思っています)

 

もっとひどい場合には、一週間後に返事をしてほしいとの依頼に対して
電話で返事をしたところ、こちらのことを全く覚えていないこともありました。

 

お客様の立場としては、
セールスの内容がどうだという以前に
「誰でもいいのだ」ということだけが前面に現れているようで、興ざめです。

 

これでは、相手の信頼性や誠実さに疑問を抱き
その企業そのもののイメージが大きくダウンします。

 

たとえ、単なる電話セールスであっても、
「数字」を上げるという結果だけに注力していると
思わぬ落とし穴に入ってしまうこともあります。

電話をかけて、業績に結び付かなかった多くの対象に対して、
みすみすこちらから、「自社は信頼性や誠実さのない企業ですよ」と
言って歩いているようなものだからです。

 

突然の電話に対応している相手の立場も考えて、
それがたとえ大切な顧客でなくても、
相手の気持ちを不快にさせないような心づかいが必要でしょう。

そのうえで、誠心誠意、自社の商品やサービスのご紹介をいただきたいものです。

 

そうしていれば、今回はご縁がなかったけれども
いつか必要な時に思い出して声をかけてくれる人だっているかもしれません。

 

電話であろうと対面であろうと
人とかかわるときは、「一期一会」の気持ちで
その瞬間の相手とのご縁を大切にしたいですね。

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