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【接遇マナー】 相手の立場になって考えることの大切さ


人材育成コンサルタント&社労士の浜田純子です。

 

先日、ある医療機関で健康診断を受けたときのこと。
大変素敵な看護師さんに出会いました。

 

たまたまお手洗いの場所を聞いたときに、対応してくださった方です。
実は、尿検査前だったため、お手洗いは使ってはいけなかったのです。

 

私の質問を聞くとすぐに、まだ最初の問診も何も終わっていないにもかかわらず、
先に尿検査の手配をしてくださいました。

『お手洗いを使ってはいけないこと』 を強調するのではなく、
『私はこれからどうすればよいのか』 を適切に教えてくださったのです。

 

まさに、私の立場を考えて、また、私に恥をかかせることなく、
さりげなく笑顔で誘導してくださった彼女に、
プロとしての、また人間としての魅力を感じました。

 

見ているだけでほっと安心できるような笑顔。
自然体なのにとても優しく感じる言葉遣いや態度。
そして、無駄に時間を費やすことなく、流れるように誘導してくださったプロとしての風格。

 

接遇を意識すると、とかく 『丁寧』 ということに気を取られ過ぎることが多いのですが、
彼女は見事でした。

 

相手の立場を考えて、自分の心や思いやりを伝えることこそ、ほんものの接遇です。

接遇マナーの講師としても、
現場でこのような体験をすることは、大変ありがたくかけがえのないことです。

 

マナー講師という仕事もまた、自分が心で感じてこそ
相手に伝えることができる仕事だからです。

 

素敵な看護師さんに出会えて、気持ちの良い一日でした。

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