人材育成コンサルタント＆社労士の浜田純子です。
新入社員研修を行おうと思ったとき、貴社では何を目的に行いますか？
「目的と言われても・・・要するに社会人としての意識付けと、基本的なマナーだよ」
多くの会社が、
取りあえずひととおりのマナーを身につけさせるべきだろう、と思っているのです。
決して間違いではありません。
しかしながら、本当に貴社の新入社員に合った研修を行いたいのであれば
やはり、その目的を具体的に明確にした上で、研修を企画するべきです。
新入社員にどのようになって欲しいのかを明確にするのです。
学生から社会人になるわけですから
社会人としての意識付けや心得が必要であることは、いうまでもありません。
新卒対象の社員研修であれば、必須項目です。
社会人としての土台です。
それにプラスする部分として、2つのことを考えていく必要があります。
1つ目は、業種や職種によって必要な知識やスキルの修得です。
具体的には、
・接客を伴う業種であれば、接遇マナーの徹底
・営業マンであれば、プレゼン能力の強化
・コミュニケーションが苦手な技術職対象であれば、 積極的なコミュニケーション能力の強化
などです。
2つ目は、企業ごとの『欲しい人材像』を見据えての企画です。
各企業により、経営方針も期待する人材像も異なります。
会社として、新入社員に何を望むのかを明確にしてカリキュラムの企画してこそ、
研修が生きてくるのです。
本に書いてあるビジネスマナーをひととおり教えるだけであれば
ビデオによる学習で十分かもしれません。
その企業ごとのオリジナル研修が必要である所以です。
さらに言うと、研修を受ける新人社員の傾向により、
重点ポイントはもちろん研修の手法や進めかたを変えていくことも
研修をより効果的なものにするためには欠かせません。
面接から内定までの状況から把握した新入社員の強みや弱みを生かすのです。
研修企画に必要な情報は、実は社内にいくらでも存在しています。
それらをフルに活用して、今目の前にいる社員を育てるために
どんな研修を行えばよいのかをじっくり考えて、カリキュラムを企画することが
何より重要です。
研修企画のお手伝いも行っております。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。