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コンサルティング with コーチング


人材育成コンサルタント&社労士の浜田純子です。

 

今年の後半は、「同一労働・同一賃金」や「就業規則の策定や改訂」などのコンサルティングが非常に多く

連日、様々な業種、規模の企業様に出向きました。

 

当然のことながら、同じテーマであっても、

企業ごとにコンサルティングの内容や目指すべきゴールの形が異なります。

 

一社一社誠心誠意向き合う中で、回を重ねるごとに自分の中で気づいたことがあります。

それは、コンサルティングの中にも「コーチング」の手法を用いることの効果です。

「今更・・?」と言われればそれまでなのですが‥・(笑)

 

実は、私は過去に、時間をかけて専門的にコーチングを学び、

コーチとしての資格も取得した経験があります。

 

それ以降、コミュニケーションやリーダーシップの研修などでは、

コーチングで得た知識や経験も生かし、実際に伝えてきました。

また、私自身がコーチとして傾聴し、相手から引き出すコミュニケーションを心がけることで、

受講者との良い人間関係の中で、研修を進めてくることができたと思っています。

 

このコーチングの手法を、役員や上層管理職の皆様とのコンサルティングにおいても

自然に使うようになっている自分がいました。

 

誰しもそうであるように、私もコンサルティングを進めるに際しては、

先方の企業様の経営方針や考え方を重視します。

理由は、いきなり外から新しい風を吹き込もうとしても、組織としては受け入れ難いためです。

 

先日、コンサルティング終了後の世間話の中で、

ある役員様より経営状況の話がチラッと出たので、その原因を聞いたところ、

いくつかの大きな課題を話してくださったのですが、

更に、今後何があればそれを解決の方向に繋げられるのかという質問をしました。

ここが、後で考えるとコーチングでした。

 

すると、もっともっと出てくるのです、色々なことが。

それを聴くことで、どういうゴールに向かってどのように進めると良いのかを感じ取ることができ、

より明確に方向性を見据えることが可能になりました。

 

企業側が感じていることをたくさん引き出して、一緒に寄り添いながら進めていく・・・

方向性を示し、無理のないよう、しかし法令を遵守して良い方向へと導く・・・

または、新しいものを作り上げていく・・・

 

コンサルティングにおいては、

コンサルタントがその知識やスキルを一方的に伝えたり、強行するものではないと思っていますが

現実には、こちらはそのつもりではなくても、

結果としてそうなっていることもあるのかと感じます。

 

そこに自然と使っていたコーチングの手法が有効であることをはっきりと感じました。

過去に学んだことが自分の中で定着し、人のためになっていると実感し、嬉しく思います。

 

今年は、あと一回のコンサルティングで終了です。

これからもコーチングも生かしつつ「寄り添う」ことを大切にし、

お客さまと共に自身もさらに成長していきたいと、思いを新たにしています。

 

 

 

 

 

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