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講師として大切にしていること


人材育成コンサルタント&社労士の浜田純子です。

 

最近、講師養成のための研修を行う機会が増えてまいりました。
大手企業の社内講師の皆様向け、あるいは、一般講師の皆様向け等様々ですが
私なりのノウハウをお伝えしています。

 

目標設定とカリキュラムの企画、見せ方、プレゼンの仕方、
説明の仕方、資料の作り方等
話せば数日では終わらないほどいろいろあります。

 

面白いことに、全く同じシナリオがあっても、良し悪しは別として
それを話す人によって同じものだとは思えない雰囲気になるものです。
理由は、講師もそれぞれ「十人十色」であり、個性があるからです。
だからこそ面白い!

 

ところで、講師として私が大切にしていることがあります。
それは、 「感性」 です。

 

研修講師の目指すところは、その回ごとの目標を実現することです。
ただシナリオを話して進めていけばよいわけではなく
目標を意識して、達成できるようぶれずに進めることが求められます。

 

受講者あってこその講師。
その受講者に変化が起こらなければ、研修の意味がありません。
受講者も人ですから、つまらなければ眠くなりますし
頭も拒絶するでしょう。
そこで必要なのが講師の「感性」なのです。

 

つまり、目の前にいる一人ひとりを見て、気づき、感じ
雰囲気をつかみながら進めていくことが重要なのです。

 

雰囲気の良しあしやその原因は何か?
うまく伝わっていない場面はないか?
うまく伝わらなかった人はいないか?
疲れていないか?     などなど

 

同じ講師が全く同じ研修を何度か回を変えて行う場合であっても
目標に至るまでの方法は、それぞれで異なることも少なくありません。

 

研修においては、人を活かし、人を育てることを
決められた時間の間に行っていかなければなりません。
それができてこそ、目の前の受講者の一人ひとりと
心をつなげていくことが可能になります。

 

少しの時間であっても、ベクトルを合わせていくためには
講師と受講者との間に和やかな信頼関係が必要です。
そうでなければ、目の前の人たちは、単なる傍観者になってしまいます。

 

知識を一方的に伝えるだけの研修なら、本を読めばわかります。
そうではなく、一人一人にフォーカスして、具体性を持たせ、
うまくアレンジしながら進めていくことこそ大切なのです。

 

私自身も講師を始めた頃には
いろいろな先輩講師の方々から多くのことを学びました。
それをもとに試行錯誤しながら、経験を重ね
私独自の方法やノウハウを構築してきました。

 

「感性」を持つことを大切に、
受講者のみなさんとのご縁を実りあるものへとつなげていきたい…
これこそ、講師としての私のポリシーです。

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