人材育成コンサルタント&社労士の浜田純子です。
【 通勤途中に駅の階段で足を滑らせて転び、捻挫をしてしまいました。 さて、病院の窓口で、あなたならどうしますか? 】
☆ 健康保険証は使わないでください!
実はこれ、労災保険で補償されるのです。
『労災』 という言葉は、よく知られていますが、実は、2つの種類があります。
1つ目は、業務上発生する怪我や病気で、
労災と聞くと、たいていの方がこれを想像します。
2つ目が、労災の中でも、『通勤災害』 と呼ばれるもの。
通勤途中に怪我をしたような場合です。
ただし、たとえば、まっすぐ帰宅しないで、友人と食事をして帰ったような場合など、
対象外となる場面もあります。
万が一、通勤途中に災害に遭ってしまったときに注意していただきたいのは、主に次のようなことです。
1.健康保険証を使わないこと
病院で今後の対応についてアドバイスしてくれることが多いので、
窓口で通勤途中の怪我であることやそのときの状況をしっかりと説明しましょう。
2.できる限り、労災指定病院に行きましょう。
3.交通事故など、第三者がかかわるような場合には、相手の氏名、住所、連絡先などの確認を!
また、示談を行う場合には、その内容に注意してください。
内容によっては、労災の補償を受けられなくなってしまうこともあります。
ここのところ、立て続けに2件ほど通勤災害のご相談がありました。
通勤時の事故って、意外に起こっているようです。気をつけたいですね。